白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

松陰神社前の『魚ひろ』、通いたい店がまた増えました。

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知人から「いい店だよー」とずっとすすめられていた松陰神社前の『魚ひろ』さん。

よーーーーやく行けました!

 

店構えも素敵ですね。 入りたくなる趣がある。

 

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ここに来る前、編集さんと近くで飲んでいたんです。

帰り道にのぞいてみたら、ちょうどカウンターが空いていました。

 

基本、近いお店だったら予約は入れません。

なんか…プラッと行って入れたら「縁があるんだな」と思うんですね。

そこを確かめたいというか、知りたいというか。

 

空いてなければ、また違う店を探すたのしみもあるし。 

 

 

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品書き、ぎっちり。

 

 なんとも嬉しくなるメニュー満載で、テンション上がる!

どれにしよう、と迷う時間が好きなんです。

すると、すかさず板さんが

 

「おつまみ、少なめに出来るものはいたします」

 

うれしいなあ。

酒飲みの気持ち、わかってるねえ。

 

 

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 まずは、玄米緑茶ハイを頼みました。

さっきビールも日本酒もいただいたので、口直し。

 

玄米緑茶割り、あると頼んでしまうな。

 

 

次にあらわれたお通しが……これまた良かったのですよ。

 

 

 

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「はい、きょうのお通しはタイのあら炊きです」

 

 

 

 

(´;ω;`)ウッ…

 

 

おつゆ……ほっかほか。

 

この日、寒かったんですよ。

木枯らしに抱かれて入ったお店でお通しが気が利いてるってのは、嬉しさひとしお。

とかいいつつ玄米緑茶ハイ飲んでるんですけどね(笑)。

 

アラも身だくさんで、実に結構でした。うーん期待高まる!

 

 

 

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 小あじのから揚げ、400円。

小魚系、あると頼んでしまう。家じゃ作らないもの頼んじゃいますねー。

揚げ具合もほど良く、そして安いなあ…ありがたい。

 

 

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 これじゃ、なんだか分かりませんね(笑)。

フタを開けると……

 

 

 

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 エビと白子とカニ入りの茶わん蒸し。茶わん蒸し、450円。

この具材でこの値段、えらいなあ…。

あっさり上品味で火通し具合もカンペキ。

おっさんひとり、カウンターで不気味にニコニコしていたことと思います。

 

 

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この形状、好きなひとは一発で分かりますよね。

ふふ、ふふふふふふふ……。

 

冬はこれが楽しみなのだっ! 

 

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 ふぐのヒレ酒、700円

いやーーーー…うまい、ぬくい、あったまるぅ……(*´ω`*)

 

 

大好きなんだよなあ、ヒレ酒。すばらしいものですよねえ。

思い出すだけで脳内が「ほわ~ん」としてしまう。

燗酒好きなひとはゼヒ試してみてほしい。

 

 

 

 いやはや、何もかも好みのお店でござんした。

ひたりたい独酌プレイスが見つかって、こんなに嬉しいことはありません。

また近々行ってみよう。

 

 

 ◇魚ひろ

世田谷区世田谷1-10-20 松陰神社入り口交差点からすぐ。

03-5426-1020

 不定休とのことですが月曜休みが多いようです。