『はいばら』の鰻
ぜいたくしてしまいしました。
お昼は築地『はいばら』の鰻です。
家で蒸しなおす間の、ワクワク感。部屋に満ちる湯気、ああ…鰻の香り。
いつ以来だろうな、鰻。
蒸し上がりを待つ間、『魚の便利帳』なんかを開いてみたり。
万葉集にも詠まれているんですね。奈良時代から日本人はつきあってるのか。
落語にも「鰻の幇間」ってのがあるな。
きょうび鰻はビタミンAやらEやら言われますが、昔は高カロリーなのがいちばんポイントだったんじゃないかな。一汁一菜みたいな生活のひとがいきなり鰻を1匹食べたら、どんな劇的変化があったろう…と想像。
「囲われの 前でひと声 うなぎ売り」
なんて古い川柳があるそうです。囲われ、は今でいえば愛人さんのこと。
歌舞伎の俳優さん
キメ顔、いただきました(笑)。
ひさびさにお会いした、中村蝶紫(ちょうし)さん、歌舞伎役者さんです。
もう歌舞伎の道に入られて22年とのこと。
現在は中村獅童門下で活躍されてらっしゃいます。
習い事が一緒で、兄さん弟子。久しぶりにあれこれ話せて、嬉しかったなあ。
許可もいただいたし、ちょっと載せておきたかったのです。
本公演の『毛抜』で錦の前に抜擢されたこともある実力派。
今年もいい役が、たくさんつきますように。
昨日の会見のこと
思わず見てしまいました。
うーん………誰かも言ってましたけど、芸能史に残るものでしたね。
テレビをフジに合わせた瞬間思ったのは、「お通夜のよう」。
私の感慨は直後につぶやいた、これにつきます。
あーダメだな。中居君の表情が目から離れん。あんなドラマティックな表情、芝居でも近年目にしたことないや。屈辱とか憤激とか簡単なことばじゃ表せないいろんなものが詰まった心、それを抑えてる顔。非人道的だなと思いました。
— 白央篤司 (@hakuo416) 2016, 1月 18
一日経って思い返すと、やっぱり俳優として一番才能に富むのが中居君なんだな、とも思ったり。おのずとあふれ出てくるものの量が違う。豊かですね。これから良いドラマや映画に出合えることを願うばかり。
ひさびさに異様なものを目にしました。