白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

鰻で昼食、ごぶさたの兄弟子、そして昨日の会見メモ

 

『はいばら』の鰻

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ぜいたくしてしまいしました。

お昼は築地『はいばら』の鰻です。

家で蒸しなおす間の、ワクワク感。部屋に満ちる湯気、ああ…鰻の香り。

 

 

いつ以来だろうな、鰻。

 

 

蒸し上がりを待つ間、『魚の便利帳』なんかを開いてみたり。

万葉集にも詠まれているんですね。奈良時代から日本人はつきあってるのか。

落語にも「鰻の幇間」ってのがあるな。

  

きょうび鰻はビタミンAやらEやら言われますが、昔は高カロリーなのがいちばんポイントだったんじゃないかな。一汁一菜みたいな生活のひとがいきなり鰻を1匹食べたら、どんな劇的変化があったろう…と想像。

 

 

「囲われの 前でひと声 うなぎ売り」

 

なんて古い川柳があるそうです。囲われ、は今でいえば愛人さんのこと。

 

 

 

歌舞伎の俳優さん

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キメ顔、いただきました(笑)。

 

ひさびさにお会いした、中村蝶紫(ちょうし)さん、歌舞伎役者さんです。

もう歌舞伎の道に入られて22年とのこと。

現在は中村獅童門下で活躍されてらっしゃいます。

 

 

習い事が一緒で、兄さん弟子。久しぶりにあれこれ話せて、嬉しかったなあ。

許可もいただいたし、ちょっと載せておきたかったのです。

本公演の『毛抜』で錦の前に抜擢されたこともある実力派。

今年もいい役が、たくさんつきますように。

 

 

 

昨日の会見のこと

 

思わず見てしまいました。

うーん………誰かも言ってましたけど、芸能史に残るものでしたね。

テレビをフジに合わせた瞬間思ったのは、「お通夜のよう」。

 

 

私の感慨は直後につぶやいた、これにつきます。

 

 

 

 

一日経って思い返すと、やっぱり俳優として一番才能に富むのが中居君なんだな、とも思ったり。おのずとあふれ出てくるものの量が違う。豊かですね。これから良いドラマや映画に出合えることを願うばかり。

 

ひさびさに異様なものを目にしました。