池袋のジュンク堂本店でのトークイベント、無事終了しました!
拙著『にっぽんのおにぎり』のイベントも2回目、
今回も料理家の藤村公洋さんと、おにぎりについてのお話を。
エスカレーターを上がるとこんなのが貼りだされていて、ちょっとひるみます。
(; ・`д・´)
今回も藤村さんのおにぎりつき。
サツマイモの混ぜごはんをにぎったものをお出ししました。
『にっぽんのおにぎり』は各地のおにぎりを紹介した本ではなく、
各地の特産物や郷土の味をおにぎりにしてみた、という本です。
サツマイモおにぎりは埼玉県のおにぎりとして紹介しました。
今でこそ野菜や豆類の炊き込み、混ぜ込みごはんは
「手をかけた料理」のひとつかもしれませんが、日本人は長らく
米に野菜や豆、別の穀類などを多量に混ぜて、貴重な白米のかさを増してきました。
「食い延ばす」ということが、一家の食をあずかる人間のメインテーマだったのです。
食の苦労から解放されて、飽食時代なんて言われたのもつかのま。
現在また、日本で貧困の問題が増えていますね。
「基本的な調理の力」そして「食い延ばしの知恵」が、
いま再び必要とされているように私は思います。
それはさておき、ありがたいことに約40名の方が来てくださいました。
(T_T)
こんな感じでしゃべっております。
なるべく全体に目線をやりつつお話しようと思うのですが、
うーむ。難しいものですね。どうしても幾人かの決まった人に目がいってしまう。
あ、今回は「どんなおにぎりが好きですか?」とある参加者の方にうかがったら
「味つけ海苔で俵型のもの」と仰ったんですね。
それで「うーん、徳島のかたですか」と答えたら、当たりました(笑)。
おにぎり出身地当てクイズ、できるかも?
なんか写真いっぱい撮っていただいたんですが、ほとんど私、目をつぶってました。
これ以外の写真、なんか「熱唱してる人」にしか見えず……。
いろんなお話をさせていただけました。
もともと、私が東北でなじんでいた「すじこのおにぎり」が
東京では全然食べられていなかった驚きから、この本はスタートしました。
形、具材、海苔、日本人の愛するおにぎりは本当に人それぞれ。
今回も、おにぎりは人を多弁にさせる食べものだなあ…と思いましたよ。
ご来場くださった皆さま、本当にありがとうとございます。
そしてこのような機会をくださったジュンク堂の市川久美子さんに
心よりお礼を申し上げます。
また1月末ごろに同様のイベントのお話をいただいております。
具体的になりましたら、またお知らせさせていただきますね。
最後になりましたが、今回もご尽力くださいました
理論社の芳本律子さん、林智子さんに心より感謝いたします。