大塚にある『地酒屋 こだま』さんのイベントに参加してきました!
この日のテーマは、日本酒と貝。シェルです。
貝好きなので、即申し込んでしまいました。
ご店主の児玉武也さん、ツイッターで盛んに日本酒発信をしていらっしゃいます。それをたまたま知って、私がそのツイートのファンだったんですね。
「おいしそうに、そして面白く、日本酒を語るひとだなあ」と。
この日にようやく初対面が叶いました。
まずは貝写真を。
アワビ、サザエ、白みる貝、つぶ貝、帆立貝…なんとも豪華。
なんで貝って、こうもなまめかしいんでしょうね。縄文以前から人を魅了してきた貝。仙台育ちとしては、ホヤがたっぷりあったのも嬉しく(ホヤは貝じゃないけどね)。
前菜には蒸しホヤまでありました!
ほどよく潮が香って、くさみもなく、良いおつまみ。
「最近は東京でもそれなりに良いホヤが手に入るようになりました」と児玉さんの言葉、心強いな。
ほかに煮カキ、アサリフライ、帆立ヒモの辛子酢味噌和えの四品盛り。
生ガキが2種出されたのですが、この長崎・小長井の『華漣』というカキが素晴らしく好みでした!
さっぱりしつつ、程よいコク。そして優しい甘さ。
しかしやっぱり貝と日本酒というのはいいもんだなあ…。
貝独特の重いうま味、金属感とよく合うんですよね。
こちらは一転してもう…こってりと濃厚な味わい、兵庫・室津の『SP室津』というカキでした。
なんか…「京マチ子」ってな感じ。外国人でいうと「ジェーン・ラッセル」というか「アニタ・エクバーグ」というか。(^_^;)
「こういうミルキー感こそカキ!」というひとも多いと思います。
ムール貝の酒蒸し。
この前には赤ホヤとアサリと玉ねぎのかき揚げ、鯛と帆立ヒモのマリネなども出されました。本当に貝、てんこ盛り!
お酒メモ。
私が個人的に好きだったのが長野・上田の『和田龍登水』無濾過生原酒、無濾過らしいうま味に満ちつつも、すっきりと柔らかく。素直で爽やかだったなー。
この独特さには驚きました。こんなニュアンスの日本酒があるんだなあ…。
「痩せても枯れてもないドライ」というのか、ひと口目ではスコッチにも似たような感触を覚えました。
飲みよいんです、飲み口が非常に軽快で、こういう快さは日本酒としては珍しいのでは。単にドライで痩せさせた味の日本酒はありますけど、うま味がしっかりありつつ軽快というのは、私は経験したことがありませんでした。
いやーーーー面白い! どちらも新体験、忘れがたい味の出会いになりました。
そして児玉さんの日本酒、名調子で面白いんですよ。うんちく語りとは違って、スーッと耳に入ってきます。
シメは青柳ごはんと、シジミ汁。
なんとも嬉しいフィナーレです。
いやはや、楽しみつつ、勉強になりました。
またぜひ違うイベントにもうかがってみたい。
児玉さん、お料理担当のちょびんさん、お疲れ様でした。
そして、ご馳走様でした!