白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

郷土の食、健康と食をテーマに書いています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』『にっぽんのおやつ』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)。2016年10月に『にっぽんのおかず』が発売になりました。3部作完結!

川口『雲林坊』

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川口駅そばにできた『雲林坊』(ゆんりんぼう)に行ってきました。

担々麺の専門店で、神田須田町にある中華料理店『神田雲林』(かんだゆんりん)の姉妹店。須田町のほうはご縁があって、何度か仕事でもうかがいました。

オープン1か月ぐらい、行列がとぎれない人気ぶりでしたよ。

 

 

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歩いててたまたま見つけて、 スッと入れてラッキーでした。

写真はベーシックな担々麺(880円)。

やっぱり香りがいいなあ。花山椒のしびれ具合もちょうどよくて、満足感きっちりありつつ食べよいんですね。ゴマのコク、ラー油の量、香り…バランスのよさを毎度思います。

 

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こちらは汁無しバージョン、「小麻婆丼」とセットで頼みました(1150円)。ナッツたっぷり、パクチーをトッピングしてあります。

 

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混ぜるとこんな感じ。

自分にはちょっと塩気が強かったです。麺も弾力しっかり、ボリューム感を求める人向け、という印象でした。

 

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 小麻婆丼。雲林さんのマーボー、やっぱりうまいィ。好きです。

しばらく行列だろうなあ。あっさりエビそばのメニューもあったので、今度トライしてみようと思います。

 

 

今井亮さんの小籠包教室へ

 

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小籠包の手作り教室に行ってきました。

講師は料理家の今井亮さん。中華料理店勤務を経てフードコーディネーターの学校を卒業、現在は料理家として活躍されています。最近ではNHKきょうの料理』の講師デビューもされましたね。

 

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まずは長ネギのみじん切りから。

上が私、下が今井さんが仕込んだもの。

(^-^;

長ネギを回しつつ、包丁の先で繊維に沿ってたくさん切り込みを入れたのち、小口切りにするんですね。包丁もさすがに切れ味がよく、実にきれいにみじん切りができました。このやり方だと水が出なくていいんだな。

 

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ショウガも同様にみじん切り。今井さんの模範実技。細かいでしょう! 

 

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豚ひき肉にみじん切りにした野菜と調味料を入れて練っていきます。

ゴマ油の量の違いによる風味の変化や、片栗粉の有無での食感の違いなど、興味深いお話がいっぱい。

 

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 しっかりこのぐらいの感じになるまで練ることがポイントだそう。二段階に分けて練り方を変えるというのも勉強になりました。

 

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 こねて寝かせておいた生地を小分けにして、皮を作っていきます。

 

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 小籠包の皮1枚で、今回は10gの生地。

手でつぶしてざっくり丸くし、棒でのばしていきます。ここはけっこう…うまくできたかな。しかしこのあとが…難儀でした。

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肉あんを皮にのせ、その上にゼラチンで固めた鶏スープを置いて包んでいきます。

ムズカシイ…! いとも簡単にやってしまう今井さん。

 

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 人生初、私の包んだ小籠包。

 今井さんいわく「最初はみんな『ちびまる子ちゃん』の永沢君みたいになっちゃうんです(笑)」とのこと。まさに永沢の後ろ姿っぽい…。

( ;∀;)

 

そして、人生2個目の小籠包はもっとひどい結果になりました。

 

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 とほほ。

遊星からの物体X」というか…私、自分で作ってて「病原体みたい」と思ってしまいました…。皮とひき肉にあやまります。ごめん。。。

 

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 その反省をいかして3回目に包んだのがこちら。さっきのほどひどくはないけど進歩もまったくありませんね。トホホ。

 

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 ちなみに今井さんのお手本バージョンはこちら。

今回の小籠包は、作りやすさを考えたレシピとのこと。お店で出すようなものはもっと皮が薄いんですね。蒸し上がっても破れにくいように考えてくださったそうです。

さあ、これで蒸して完成。 今井さんの料理教室は、おいしいごはんもたっぷりついていました。

 

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 中華以外のメニューもいろいろ。

 

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 今井さんのガスパチョ、最高でした。

この日は初夏の陽気だったので、ぴったりのスターターに。大好物なので嬉しかったなあ。

 

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 今井さんの本領発揮、よだれ鶏。食べてみるとかなりさっぱりしています。

 

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 サラダのヨーグルトドレッシングが実にうまかった。これもいつか習いたい。ニンジンはクミンで風味づけされてあります。 

あ、小籠包が蒸しあがったみたいですよ!

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フタをあけて、みんなから歓声が。

湯気がテーブルの真ん中から豪快に上がって、盛り上がりますねえ。

 

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 スープがたっぷり入っているの、わかります?

ちょっと動かすとたぷんと揺れます。

 

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 持ち上げると、こんなにたぷたぷ。飲む点心。

穏やかなやさしい味つけの肉あん、早速我が家でも真似してみたい。

あ、先の私のひっどい小籠包ですが、蒸してしまうと結構気になりませんでした。気にせず恐れず、どんどん復習に励みたいと思います。

 

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 さらにデザートまで! 苺ミルクタピオカです。いやはや、満腹。

 

毎月1回やられている今井さんの料理教室、またうかがってみようと思います。

いつか水餃子を作れるようになりたいなあ。

 

 

 

 

瀬戸内の旅・4日目 愛媛・松山 おからずしの旅

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さて、高松で一泊した後は愛媛県松山市へ。

「いしづち」号にのって約2時間30分の道のり。たまたまですが、アンパンマン列車でした。こういうの、あるんですねえ。子供は大喜び…なのかもですが、私が乗ったときはオッサンばっかりでした(笑)。

 

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天井も実にファンシー。

白人のお客さん、写真撮りまくり。検索したら四国内で21種類が走っているそうです。原作者のやなせたかしさん、高知育ちなんですね。

 

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車窓からの瀬戸内海の眺め。

JR高松「みどりの窓口」の係員のかた、「自由席で大丈夫ですかね」と尋ねたら、「日曜ですけど、おひとりでしたらまあ…大丈夫だと思いますよ。向かって右側ですと瀬戸内海が見えます」と親切に教えてくださいました。うれしいなあ。

ありがとうございました。

撮れなかったけれど、野原や田んぼにはレンゲがところどころ咲いていましたよ。

 

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松山駅に到着。暑いぐらいの陽気!

 

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駅構内で端的に示される愛媛名物の3点。

タルト・じゃこ天・坊っちゃん団子。愛媛のタルトについては拙著『にっぽんのおやつ』にも書きましたので、よかったら読んでみてください。

構内のうどん屋さんが妙にうまそうだったな、食べなかったことをちょい後悔。

 

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松山のまちはハナミズキの盛りでした。あちこちに。

 

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愛媛の銘酒『石鎚』の看板を見かけて、「ああ、愛媛に来たんだな…」と思ったり。

 

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市の中心部からのぞむ松山城。こういう景色が日常なんですよねえ。

 

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例によってホテルにチェックイン後、荷物置いて商店街やらウロウロ。とある青果店にありました。蛇口にご注目ください。

 

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自分で「都市伝説」と書いちゃってるのがいいですね(笑)。

ここの青果店で、文旦が安かったので実家に送ったんですよ。そしたらサービスでこのジュース飲ませてくれたんです。ヽ(^o^)丿

 

キビナゴのおからずし

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地下街の出店で発見、キビナゴのおからずし

ああ、値段失念。350円ぐらいだったかなあ…。

酢めし同様、おからは甘酢で味つけされており、食感はしっとり、パサパサしてないんですよ。キビナゴは酢でしめられています。

これ、宇和島のほうの料理じゃなかったかな。たしか「丸ずし」という名前だったような。販売のおばちゃんに尋ねれば、

こっちでも食べるよ。でも作りはしないけどねえ。売られてることは売られてる。

 とのことでした。うーむ。

高知のバージョン

思い出すのが、江戸川橋にある『酢飯屋』さん。以前うかがったとき、おからずしが出てきたんです。

『酢飯屋』さんは、日本の郷土寿司研究にも熱心なお店。ブログにキビナゴずしのことが詳しく書かれていました。リンクを貼っておきますね。

高知県宿毛市のおからずしが紹介されています。

おからに焼きサバや豆乳でコクを加えるんですな。まさに所変われば食変わる。ちなみにご主人の岡田大介さんの著書『季節のおうち寿司』(PHP)にはこの詳しいレシピも載っていますよ。

 

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『酢飯屋』さんでいただいたときの写真です。おから酢めし、絶品でした。

 

さて、先のキビナゴずしのことをフェイスブックにアップしたら、高知県高知市のかたからこんなコメントが。

高知にもありますよ。魚はウルメイワシの酢漬けで、やはりおからが酢飯代わりです。昔、お米が貴重で食べられない時に考案されたと聞いた事があります『たま寿司』と呼びます。 

四国各地でいろんなバリエーションがあるんだろうな。徳島や香川はどうだろうか? 

Kさん、ありがとうございました。 m(__)m

「あまぎ」を使った「いずみや」

さて、デパ地下でもおからずしを発見! 

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松山三越で購入、298円でした。

こちらは「いずみや」という名前が。農水省の「郷土料理百選」サイトによると、

別子銅山の開発に大阪から来た住友家が手法を伝えたもので、住友の屋号「泉屋」から料理の呼称がついたものと伝えられています。
当時は魚の中身がすし飯でしたが、米に恵まれなかった新居浜地方の人々は米の代わりに「おから」を使い、いずみやを作りました。

 と、あります。

郷土料理って、同じようなものでも近隣の地域ごとで様々に呼び方が変わるもの。

写真の魚はこちらの言葉で「あまぎ」、調べてみればイボダイのことでした

酢めし(酢おから?)の味つけ、先のキビナゴとはまったく違う!

さっきのは甘めで、こちらのはさっぱりと淡い…けど、うま味が強いな。作り方質問したいのはやまやまでしたが、お忙しそうだった。また調べます。

 

ちなみに、愛媛県庁の「八幡浜の特産物を使ったおすすめレシピ」という特集に「あまぎの丸寿司」が載っていたのでメモ。

愛媛県庁/あまぎの丸寿司

「あずま」バージョン

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社団法人・農山漁村文化協会には「日本の食生活全集」という労作があるのですが、その『聞き書 岡山の食事』を読むと、

「すし飯のかわりに、おからを味をつけて炊き、それをつなしに詰めると、あずまと呼ばれる丸ずしができあがる」

と59ページにあります。

“つなし”とは「五寸ぐらいのコノシロ」のこと。この本では県南部・海側の料理とざっくりカテゴライズされているので、具体的にどのあたりのことなのかはわかりませんでした。ここで思い出されるのが、別の本。

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『続 日本・食の歴史地図』(吉川誠次、大堀恭良 共著、生活人新書)の33ページに「あずま」が登場するんです。本著では「あずま」が食べられる地方を岡山~広島の瀬戸内沿岸部、そして愛媛県宇和島周辺と定義。

広島・尾道で「あずま」の作り方を調査されてますが、魚は主にままかり(サッパ)が使われるよう。

おからは「甘酢とショウガのしぼり汁を入れてよく練り、刻みショウガと柚子皮、麻の実を混ぜる」とあります(大意)。麻の実!

しかし、この本の取材時(平成3年~12年)ですでに作る人、食べる人ともに激減していたよう。地元の調理者を探すのに難儀したそうです。

 食文化研究家の吉川誠次氏は、この「あずま」のネーミング由来を「文字通り関東、それも江戸から伝わったかららしい」とし、おからのすしは「北は山形県の新庄から、南は五島列島の長崎まで」いたるところで見られる(見られた?)と記しています。

みなさんの地方で「おからずし」って聞いたことありますか? 

糖質オフブームの昨今、もっと見直されていいレシピではないかな。流行ることで「掘り起こされる」こともありますからね、郷土料理。

 

居酒屋『酔笑』

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さて、夜は松山在住の友人Kさんとこちらへ。

 表のメニューを見て飛び込みで入りましたが、当たりでしたよ。

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一杯目から日本酒をいきました。種類が豊富で、写真の3倍ぐらいはあったかな。数があればいいわけじゃないですけどね。しかし日曜にもかかわらず結構な来客数、ご店主もお客さんも酒が大好き…という感じが伝わってきて、なんか安心してオーダーできました。

 

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写真はコイワシ(=カタクチイワシ)の天ぷら。コイワシ、松山市内では「ホータレイワシ」「ホオタレ」「ホウタレ」と書くんですね。『酔笑』さんは「ホータレイワシ」表記だったかな。

一説では「おいしくて頬がたれるからホータレ」とも聞きます。「ほっぺが落ちる」ってな表現、ありますねえ。

 

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松山で採取した別の店のメニューですが、ここにも「ホータレイワシ天」の文字が見えます。コイワシは地域によって名前が千変万化するので、面白いんですよ。

 

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これもまた別の店のメニューですが、右側に「ホータレの天ぷら」とありますね。

 

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久々再会のKさんに四国のよもやま話をたっぷり教えてもらいつつ、日本酒を飲む飲む。このラベル、かわいいですね。福岡・三井郡『みいの寿』という蔵元さんの酒で、「QuadriFoglio」(=四葉のクローバー)という名前。ご主人におまかせで出してもらいましたが、無濾過生原純吟系でまさに好み。うまかったっす!

 

その後、Kさんの案内で2軒目へ。『フランキー小林』というスタンドバーに連れていってもらい(オーナーがフランキー堺のファンであやかった店名だそう)、さらにいろいろ四国話を聞いたのですが、きょうはここまで。

 Kさん、お世話になりました。ありがとう。

 一夜明けて、松山城

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やっぱり松山城道後温泉は、松山に来たら見ておいてほしい。

Kさん推奨コメントに従い、朝は松山城へ。8時半から開場していました。

※時期によって開場時間は変わるようです。


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天守へはロープウェイ、リフトの両方法があるのですが、私は高所恐怖症。いつもなら絶対にロープウェイを選ぶのですが、なんかこのとき…魔が差したんですね。

「なんか、いけそう。克服できるかも?」

そう思って乗ったんです。

 

 

とんだ間違いでした。

私は高層ビルなどは平気なんですが、「もし自分がミスったら落ちる」的なシチュエーションがダメなんですね。映画や映像なども、同じような状況がまったくもってダメ。ロッククライミングとか1分も見られません。書いていてもう気持悪くなってきました。気持ちがどうにも焦燥と混乱のただなかに追い込まれていくんです。ひいい。

 

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この写真だとそんな高くないんですが、このあと来るんですよ。高いとこが。

手から汗、30デシリットルはかいたと思います。リフトは約6分間。激しい後悔におそわれました。「これ以上考えたらパニックになって飛び降りてしまうかもしれない」と本気で思い、目をつぶってずうっと歌ってました。何歌ったか覚えてませんが、顔はもう蒼白だったと思います。すれちがうロープウェイの人々が見てなかったことを祈ります。

 

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まあそんなことはともかく、登れば素晴らしい眺め。快晴!

(立ち直りは早い)

 

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八重桜と天守閣。

熊蜂が多かったですねえ。咲きそめの藤に惹かれてこんな高いところまで来るのでしょうか。

しばし散歩。 

 

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さっきまでの高所恐怖はどこへやら、美景を満喫。

帰りはもちろん、ロープウェイ。

 

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係員さんがね、こういう扮装なのですよ。松山を舞台にした夏目漱石の小説『坊っちゃん』のマドンナをイメージしているそうです。

うーん…せっかくの松山行なんだから『坊っちゃん』読み返してから来るぐらいのこと、すればよかったな。今さら後悔。

 

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帰りのロープウェイから撮った一枚です。

私が恐れおののいた高さというのは…きっと平気な人からしたらなんでもない高さなのかもしれません。でもやっぱりこの写真見てるだけでまた手に汗が…。

(;´д`)トホホ

 

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さて、また町中でメニュー採取。

みかんブリはじめ、瀬戸内らしさがよく出てる一枚ですな。このお店、今度行ってみよう。

道後温泉

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ホテルをチェックアウトしてバスに乗り、行ってきましたよ道後温泉

伊予鉄バスの運転手さん、竹本さんというかたがとても親切で、道のりから周囲の観光地のことまで、あれこれ教えてくれました。感謝です。

 

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道後温泉・横。

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道後温泉・真後ろ。

うーん。あまりにも観光地然としていて、正直ちょっとピンと来ず。入浴してみて、地元のかたがリアルに利用している施設なのだな、というのを知れたのはよかったです。

 

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館内には今までの『坊っちゃん』の映像化資料が。

 

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あの俳優さんも、あの役者さんもこの温泉に入ったんだな…と思ったら、急に身近に思えて、うれしくなってきました。映画好きの人は最初にこれを探してから入るといいかも。

 

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番台の女の人…70代かと思うんですが、「映画のロケのときをご存じなんですか?」って訊いてみたんですね。そしたら「あたしはまだ松山に来て7年ぐらいなの」とのこと。失礼しました。

(^-^;

 

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湯上りに『六時屋』さんのいよかんソフト。

いやーっ、最高でした。この日はまた夏日で、ピッタリだったんですねえ。

いよかん含め、愛媛県は言うまでもなく柑橘王国。昨日から青果店を眺めるたび、その種類の多さ、豊富さを思います。ちょっと見栄えが悪いのが安く売られているのもうらやましい。東京のスーパーでは中々こうはいかないですな。

ちなみに六時屋さんは愛媛名物「タルト」で有名なお店。「タルトならここ」と支持する人、多いのですよ。

 お約束・ネコスナップ

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道後温泉商店街にいたネコ。

もんのすごく人なつっこいヤツでした。

 

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私のカメラの首ひもで遊ぶ遊ぶ。

 

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噛む噛む。

 

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離さない。そろそろ行くよ、ごめんな。

 

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首ひもを取られたときの表情。愛いヤツでした。じゃあね。

 

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さて、そろそろ家に帰ります。さらば瀬戸内海。また会う日まで。

 

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帰りの新幹線の友はタコめし弁当。

 

 おしまい。

 

 

 

 

瀬戸内の旅・3日目 高松編 栗林公園とネコとうどん

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さて倉敷での仕事を終えて、私は香川県高松市に向かいました。

上の写真は、岡山駅高松駅を結ぶ快速「マリンライナー」からの一枚です。瀬戸大橋を通過中。

 

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なんとも見事なパノラマでした。こんな海の上を『瀬戸の花嫁』はポンポン船で嫁いでいったのでしょうかね。下を見るとちょいコワイ(高所恐怖症なんです、ハイ)。

 

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逆光じゃないほうは、こんな感じ。

瀬戸大橋、開通したのはなんとなく覚えてましたが、調べたら昭和63年4月10日のことなんですね。まだ29歳か。いや、平成の前なんだなあ…。そして新しい元号の話もちらほら聞こえる昨今。時は流れる。

 

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時間にして約1時間、高松駅に到着!

 

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炒ったそら豆を醤油漬けにした郷土名物「しょうゆ豆」の看板がホームに。市内ではおみやげ店などで数多く売られてますね。

もちろん、うどん屋さんもホームにありました。お約束だ。

 

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まずはホテルにチェックインして、荷物を置いて中心部へ。

さっそくスーパーがあったので見回ってみました。以下、感想メモ。

 

  • 讃岐風お好み焼き」として、薄焼き+野菜+うどん(つまりは広島風の麵の部分がうどん)のものが売られていた
  • 総菜コーナーに南蛮漬けの種類が多い(スズキやタラなど。「魚の三杯酢」として販売)
  • 鶏肉コーナー、充実! きんかんが「玉ヒキ」、「せせり」が売られている
  • サワラはこちらでもニーズ高そう。刺身・切り身ともに充実。

  後でツイッターのフォロワーさんから教えていただきました。コメント引用。

鶏肉のせせりは香川県のスーパーではだいたいどこでもみかけます(^^)安くて美味しい。サワラは宇多津町では白子を味噌汁(白味噌)にしたり、真子を空豆と一緒に炊いたりしますよ!

「みやもん」さん、ありがとう! せせり、焼鳥店でよく出てくる首肉のことです。歯ごたえがキュッとしててうまいんだ。うらやましいな。

  • 名物「骨付鳥」用とおぼしき肉も販売

骨付鳥は香川県の名物のひとつで、もともと丸亀市発祥のよう。クリスマスになると売られるあの骨付きモモ肉がありますね。あれをコショウをきかせて焼いたものです。

  • いかなごの塩ゆでが売られていた。今年は不漁で出始めは高値でしたが、かなり落ちついたよう
  • トリ貝のボイルがたくさん売られている
  • ボラのフライ・ムニエル用切り身が200g280円
  • 葉付きの新ゴボウが販売中

いろいろ発見がありました。

食欲、刺激されたなあ…。まだ早いけど、飲みますか。

居酒屋『酒甫手』

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高松市鍛治屋町にある『酒甫手』(さかぼて)さん。

土曜は15時から開店。ネットを見ていて気になり、入ってみました。うかがったのは17時半ぐらい。まだ混んでおらず、カウンターの板さんの前を陣取れましたよ。ご夫婦かな、おふたりで営業されていました。

 

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 店名の由来がメニューに。達筆だなあ。

 

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四国産はもちろん、各地の日本酒がいろいろと。大好きな高知の『文佳人 リズ―ル』をいただきつつ、アテに選んだのは……

  

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「アスパラといかなごのバター焼き」(650円)です。この組み合わせ、いいですねえ。そら豆まで入ってるんですよ。彦摩呂さんなら「春のうららの三重奏や~」なんて仰るかな。

 

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さらに「地エビのから揚げ」(600円)を。

瀬戸内に来たら、やっぱり小魚や小エビで一杯やりたくなります。小さなエビにうまみがきっちり詰まって、なんともおいしい。ちなみに「かっぱえびせん」を生んだカルビーはもともと広島の会社、瀬戸内ならではのスナックですな。

 

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一人前の刺し盛(1,350円)があったのでお願いしました。手前の右が平貝で、サワラ、奥がカツオのたたきです。

 

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お魚も来たし、酒が足りませんね(実は…この間に『久礼』を一合やっています。笑)。おまかせでお願いしたら、こちらを出してくださいました。

滋賀県東近江市の酒『喜楽長』新酒生酒あらばしり。おお、めちゃくちゃ好み!

 

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カツオが特に美味。味に奥深さと複雑さがあって、忘れがたいです。

椎名誠さんがカツオの味に関して書かれてた文章を思い出すなあ。酒と肴のおいしさにひとり悦に入っていたら、ご主人が「ご旅行ですか」と話しかけてくれました。

いろいろお話するうち、おすすめのうどん店まで教えてくださって、感謝です。

せっかくですから、うどんも食べていってくださいね。明日の日曜にやってる中では、こことここがいいですよ。よかったら

ありがとうございます! この2軒のことは、のちほど。

さて、いい感じに酔いました。お勘定してお礼を述べて、再び高松のまちへ。

 

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酔い覚ましに、ぶらぶらとあてどなく。

高松の商店街はアーケード設備が充実してますね。このあたりは特にきれいでした。

土曜で人通りも多い。若い人が多いですね、行きたい店、気になる店を3軒ほど見つけました。メニュー採取したり、行き交う人々の話を聞いたり。

 

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高松の夕暮れ。

 

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心に残った名物「骨付鳥」の看板。そうそう、骨付鳥は高松駅の駅弁でもありました。

このあとホテルへ帰り、爆睡。

翌日23日、栗林公園

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さて、23日も朝から早起き。

名高い栗林公園(りつりんこうえん)を目指しましたよ。なんとこの時期は5時30分から開園! 私のような朝型旅行者にはありがたいこっちゃ。

道すがらに出会った高松のネコ、その1。「にゃーご」と声をかけてふり返った瞬間の表情です。いい顔してやがるぜ。

このあともネコ2匹ほど、登場します。

 

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中央通りにあった百十四銀行のビル、朝日に映えてなんともカッコいい。ツイッターに上げたら、

庵治にアトリエを構える流政之さんの作品ですね。高松はゆかりのある現代芸術家が多くて、何やら面白いオブジェや建築が多いです

と教えていただきました。「まるつ」さん、ありがとう!

1966年建築、緑青(ろくしょう)のブロンズ板で覆われているそうです。

この中央通り、樫の木が真ん中にずっと並んで、風情があったなあ。「樹液がタクシーさん泣かせなんですよ」なんて情報もツイッターよりいただきました。

 

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到着! 

まだ6時過ぎぐらいですが、もう日が強かったですねえ。この栗林(りつりん)公園、国の特別名勝に指定されている文化財庭園で、最大の広さだそうです。

 

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県の公式サイトによると、高松藩松平家の別邸として、歴代藩主が修築を重ね300年近く前に完成しました。緑深い紫雲山を背景に6つの池と13の築山を巧みに配し(た)、江戸初期の回遊式庭園」で、東京ドーム3.5個分の広さ。一千本の松があるとのこと。

しばし、園内散歩。「きれいだー」とか、ひとり言かなり発しながら歩いてました。

 

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 天はもみじの黄みどり、地は苔の若みどり。

 

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芭蕉じゃないですが、まさにどこもかしこも「青葉若葉の日の光」という感じ。

 

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日本庭園は影絵の美ですね。

園内にはサギが飛び、ウグイスが鳴き、咲きたての白藤が美しかったです。かつての藩主を楽しませたという人口の滝もありました。そのそばには蓮池も。咲いたらさぞかし見事だろうなあ。梅の木はもう小さな実をつけて、隣には茶園までありましたよ。

 

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大満足して帰ろうとしたら、こんなものが。

足元を見れば、砂ぼこりで確かに汚れまくってます(笑)。はたき、すごく役立ちました。みなさんも訪れたらお忘れなく。

 

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帰り道、商店街で見つけた鉢植えのライラック。いい香りなんです。もし見かけたら、嗅いでみてください。

 

 器&zakka sara 

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とにかく旅の間はふらふら歩き回ってるんですが、昨夜腹ごなしに散歩してたときに見つけたお店がこちら。とっくに営業時間外でしたが、ウィンドウから見えるうつわがすごーーく好みだったんですよ。

表にあったショップカードには日曜も営業とのこと。やった! 開店の10時を待って、行ってきました。

 

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女性のご店主に許可をいただき、店内を撮らせていただきました。ああ…やっぱり好みのものがいっぱいだ。嬉しいけど…困ってしまうね。

(^-^;

どれを買おうか迷っていると、意外なお客さんがみえました。

 

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うちね、ノラが通るんですよ(笑)。ネコ大丈夫ですか?

大丈夫どころか、ネコ好きです。うれしい闖入者でした。

ヽ(^o^)丿

この子はね、さわらせてくれないシャイな子なんです。あ、行っちゃった。あら、もう別の子が来ましたよ。この子は人懐っこいんです。

えっ、また別の子が? ふり返ってみると……

 

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さっきの子も、この子もいい顔してますねえ。

 

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ライトの感じで毛色が変わって見えますが、2匹目の子です。ズームじゃなくて、レンズの目の前にいるんですよ。この後、足元にすり寄ってきてくれました。

ははは、オッサンもうメロメロです。旅づかれ、飛ぶわー。

昨夜に心ひかれた筑前・小石原焼の四寸皿を2枚と、やちむんの中鉢を購入。よい旅の思い出ができました。しかもネコの思い出まで。

saraさん、また訪ねたいです。ご主人の女性がとても気持ちのいいかたでした。

お店のブログを貼っておきますね。


昼はそりゃあ、うどんです

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昨夜『酒甫手』のご主人に教えてもらったうどん屋さんでお昼にしました。

まず1軒目、『さぬきうどん 一福』さんから。

 

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かけうどん(200円)。

うまいよう。

体がこういう「だし」を求めてました。いい塩梅だなあ……。隣の席では、うちの母親ぐらいのおばちゃんが「ざる2玉」をおにぎり付きで豪快にいってました。私はいま高松にいる…。周りの人もみんな、うまそうに食べますねえ。なんか嬉しくなっちゃうな。

さあ、落ち着いてると2杯目が入らない。次に行きます。

 

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お次は『たも屋』さんの支店のひとつ、「女道場」へ。

ここは女性スタッフのみのお店なので、この名前になったそう。高松商店街、南新町アーケード内にあります。さっきの『一福』さんから徒歩30秒ぐらいのところ。

 

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ぶっかけうどん(310円)。

うまいいいい。

「かけ比較するんだ」と心に決めて入店したのに、あっさりぶっかけの魅惑に負けてしまいました。麺の食感の良さに心とろけまっくったので、良しとします。

 

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あ、セルフトッピングしてこんな感じでいただきました。

こっちの天かすはうまいなあ…。西日本では天かすの登場頻度、高いですよね。

 

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こんなサービスも。

腹はちきれるぐらい無理しちゃう子、いるんでしょうね。

 

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店頭ではちょうど、うどんをのしていました。とっても愛想のいいお姉さんで、いろいろお話してくださいました。ありがとうございます。質問多くて、すみません。

 ※ブログ内の写真はすべて許可を得ています

一路、松山へ

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さあ、腹も満たされたところで次の目的地に向かいます。

今度は愛媛県・松山に寄っていきますよ。写真は高松の地元スーパーで見つけた、郷土料理「まんばのけんちゃんの惣菜パック。車中のつまみにします。

これ、高菜と豆腐のくずし炒め煮なんですが、高菜のある時期は惣菜としても出回るんですね。拙著『にっぽんのおかず』でもこの料理をとりあげていますので、よかったら読んでみてください。m(__)m

高菜、コンビニにも売られていてビックリ。

 

蛇足ですが、私は駅弁が苦手なんですねえ。旅では、できるかぎり地元の惣菜店やらであれこれ買いこみ、電車めしとします。そのほうが地元ならではの味わいを感じられるし。駅弁って「コンセプトを食べてる感じ」がちょっとつらい。

それはともかく、明日は松山の記録を。

 

 

瀬戸内の旅・2日目 『にっぽんのおにぎり』イベント@つづきの絵本屋

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いよいよイベント当日ですが、まずは倉敷・美観地区のことから。

私はかなりの朝型で、大体5時前後には起きてます。この日も早くに目が覚めたので、たっぷりと散歩を楽しみました。美観地区がまさにホテルの隣だったんですよ。

 

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美観地区のメインストリート的な、倉敷川畔の朝風景。

橋の上で、しばしぼんやり。

 実は昨日の夕方もこのエリア、来てみたんですね。しかしまだ人が多く雑然としていて、あまり風景を楽しめませんでした。

それが静かな朝の光の中では、印象が一転。言葉が出てこなかったなあ…。

 

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朝の6時ごろ。風もなく水面にまちが映り込むその美しさ。

 

f:id:hakuoatsushi:20170425155107j:plainかつての倉敷の大地主、大原家の旧邸・有隣荘。特別公開中のようで、昨夕は観光客が2階の窓からもいっぱいでしたが、この静謐なる佇まいを見られてよかったです。

 

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美観地区は1969年に保護区として定められたそう。普通に人も住んでいられるんですね。ジョギングやら、犬の散歩をされるご近所のかたと時折すれちがいました。

ちょっと粘って、この無人カットを撮影(笑)。

近くの豆腐店では、まさに仕込みの真っ最中でしたよ。

 

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朝の美観地区、人は少ないかわりに空はにぎやかでした。風を切るように飛ぶツバメの多かったこと。今回の旅行中、何度ツバメを見かけたろうか。

 

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思わずタテで撮りたくなった倉敷の一枚。

忘れられない朝の空です。

 

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こんな「間(はざま)」が、実に表情豊か。

 

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寶壽山・観龍寺の階段を上がったあたりで出会ったネコ。

わりに人恋しいようで、しばし一緒にいました。

 

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「行かんといてーや」と言ってくれてると信じたい。またな。  

 

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瀬戸内の旅・1日目 尾道~倉敷。『東京物語』のあの寺へ

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尾道に行ってきました! 久々の広島県です。

翌22日に、倉敷の絵本店さんがイベントに招聘してくださったんですよ。その前乗りで一泊したのですが、せっかくの機会なので尾道に足をのばしました。

 

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尾道、初探訪です。倉敷からJR山陽本線に乗って、約1時間という距離。

潮風が気持ちよく、汗ばむような陽気でしたよ。上着を脱いで、しばしまち散歩。

 

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まず、こちらのかまぼこ店の外観にやられました。

 

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いい風情だ……。

そして店内にはキャスリーン・バトルの歌う『オンブラマイフ』が流れていました。あれはラジオだったのか、それともご店主の趣味なのか…。このあとすぐ他のお客さんがいらしたので、お聞きできなかったのが残念!

※撮影はご主人の許可を得ています。ほかの写真もすべて同様。

 

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なんとも味のあるお品書き。柿天は柿の形をしてるから、だそうですよ。

 

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シンプルなすり身揚げと、玉ネギ天を購入。ホテルで晩酌のアテにしましたが、素朴で飾り気のない味わいだったなあ。じっくり噛んで、素材の味を楽しみました。

 

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商店街にあるスーパー、鶴屋さん。いかにも「まちのスーパー」という感じで、おそうざいも充実。あったかい感じのするお店でしたよ。以下、感想メモ。

  • 尾道ラーメン用の麵とスープセット、5人前で1183円
  • イシモチは「グチ」、カサゴは「ホゴ」と呼ばれる
  • やっぱり瀬戸内でタイは日常魚。焼かれたタイが1匹250円でさらに半額シールが。頭から尾の付け根まで25㎝はありました。
  • キスもよく食べるよう
  • メダカガレイはじめ、小~中程度の大きさカレイが豊富
  • 赤シタビラメ、ここでは「げんちょう」とクレジット
  • お総菜コーナーにやっぱりお好み焼きが売ってる 

 さて、鶴屋さんを後にして商店街を駅のほうに戻ると…

 

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野菜や果物、おそうざいが並ぶお店が。その中に…

 

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ばら寿司がありました! 

ばら寿司、私の解釈では「具材をまぜこんだ寿司めしの上に、各種調理がなされた具材をのせた料理」です。岡山ばら寿司が有名ですが、瀬戸内の各地で食べられてますね。

 

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煮ダコもいっぱい。

ああ、腹が減ってきました。ちょうど13時すぎぐらいです。

 

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この通りに差しかかったとき、そそられる匂いがしたんですよ。腹ペコを惹きつける香りはどこから??

 

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ここでした、『拉麺 またたび』

実はこちらのお店、知人で人形作家のMAZTOさんが「尾道に行くならゼヒ」とおすすめしてくれてたんです。ふらふら歩いててたどり着くとは奇遇な。よーし、お昼はここにしよう。

 

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店内はカウンターのみ、8席だったかな。若い男性のご主人がひとりでやられているようです。

 

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こういうときはベーシックが一番。「らーめん 」(650円)を注文しました。

 

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ああ、きれいですねえ。

細くてしなやかな麺と、うま味たっぷり醤油スープ。チャーシューが実においしい。メニュー構成的にも『はるばる亭』のご出身なのかなあ。ワンタンも頼めばよかった。

 

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店頭には日本酒のボトルが並んでいます。好みの銘柄があるのでうれしくなり、「夜はつまんで飲んでもOKなんですか?」と尋ねたら、「お昼からも飲めますよ」とご店主。「飲みますか?」と笑顔で訊いてくださったんですが…こらえました。明日のイベントが無事に終わるまでは、控えたかったんです。ぜひ、次回!

ごちそうさまでした。

 

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お店を出るとこんな景色。

 

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久しぶりに小伝馬町『ともすけ』さんへ

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10周年をむかえた小伝馬町の『ともすけ』さんは、熱烈なファンの多いお店。

はじめて伺ったのはいつだったかなあ…。

 

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イタリアンをベースに、日本の旬と素敵な発想がいっぱい。味のある手書きメニューを眺める時間から、ものすごく楽しいのです。

  

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 つきだしの鶏レバとショウガの赤ワイン煮パテ

ショウガのきかせ方、実にあざやか。噛みしめつつ、メニューとにらめっこで悩む。今回は4人で来たのであれこれ頼めるぞ。うひひ。

 

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 スタートは、ホタルイカとフレーゴラのオレンジ赤ワイン煮

プチプチしたのがフレーゴラで、サルディーニャ島の小さな粒パスタだそうですよ。オレンジと赤ワインソースが不思議に和な感じで、なんだか身近なおいしさ。

 

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 ともすけ流、春の山菜盛り合わせ

ああ、春ですねえ。うれしいなあ。一番右、ウドを赤ワインビネガーで煮て粉カラスミをまぶしてあります。なんという発想力。「あまどころ」(左から2番目)という山菜、不勉強ながら知りませんでした。アスパラ的な味わいでとてもおいしい。

 

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 自家製パンもふわふわモッチリ、粉の香りがかぐわしい。

 

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 これ、なんだと思います?

日向夏とカステルマーニョチーズのマリネ、だそう。白ワインの素敵なアテでした。柑橘とチーズをマリネしちゃうという発想がもうおいしい。

 

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 ムラサキコマツナとブラッドオレンジのバルサミコサラダ

絵画的。白ワインが進みました。もっとゆっくり飲むようにしなきゃねえ…。

 

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 ともすけさん名物、豆苗とたたきキュウリ、モッツァレラチーズのサラダ

もりもり青い野菜を食べる楽しさがギュッとモリッと!

 これ、ひとりで2皿ぐらい食べる人けっこういそうだなあ…。ゴマ油が香るんですよ。

 

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タケノコです! ああ、タケノコです!!

奈良産ゆでたてをパルミジャーノで焼いたもの。 書いてていま、口の中が再びじゅわっと…(笑)。いやはや、そりゃうまかった。全員が口にこそしませんでしたが、多分思ってました。「もっとくれ」と。

 

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 黒毛和牛のやわらか煮、サルサヴェルデソース

アンチョビ、パセリ、ビネガーのソースで牛なんですが、とてもさっぱり食べよい。こちらも定番メニューのようですよ。

 

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この時点でワイン3本目(だったかな?)、すべておまかせだったのですが、このロゼが個人的に一番忘れがたく。また今度行って訊いてみよう。

もう再訪したくなってきた…。

 

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 カジキマグロとふきのとうペーストのタルタラ

 プリッとやわらかいカジキの火加減のよさたるや。でもタルタラのことを訊くの、思いっきり失念。酔いもいい感じにまわっておりました…。

 

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そんな酔いが一気に醒めたのがこちら!

タケノコと山椒とパルミジャーノのリゾット。 「んまーい!」と食べるなり叫びました。タケノコのうま味と山椒の香り。口悦。は、春や…。

(´;ω;`)ウゥゥ

山椒、実と葉のダブル使い。おいしかったなあ。

 

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友人連、絶賛の赤。すべてご主人の“決め打ち”で出してくださいました。

あんずのような香りが印象的。

 

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 こちらもよかったですよう。

カラスミとレモンのショートパスタ。リゾーニよりちょい長めで歯ごたえしっかり。

 

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 デザートまでいただきました。

 

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口直しはコーヒー類ではなく、私は泡です。

 

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 特に印象的だったのが、この漆黒のドルチェ。

ボネ・ビター」というピエモンテ州の伝統菓子だそうで、ココアプリンにアマレットがきいています。お、おいしい…。なんかニュアンスは違うんですけど、羊羹的な世界を感じるなあ。

 

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満足、そして満悦。

また初夏あたり、行きたいなあ。仕事がんばろう。

リフレッシュになりましたよ。